ルール勉強:カウンターの移動
2015年4月6日 TCG全般MtGの細かなルールを調べるのは割と好きだけれど、何かしらのメモを残しておかないと毎度毎度調べることになってしまうので、この場を利用することにした。
今回はモダンで組んでる《硬化した鱗/Hardened Scales》にフィーチャーしたシミックデッキの挙動に関して。
デッキは新旧シミックの+1/+1カウンターを利用した移植・進化という2つのメカニズムを組み合わせたもの。そこに採用している生物に次の2体がある。
赤字の部分に注目してみると、どちらも+1/+1カウンターを移動するという点で、この2体の起動型能力は似ていると言える。《硬化した鱗/Hardened Scales》が場にあれば1個のカウンターが2個に増えるという点も一緒だ。
しかし、この2つには明確な違いがある。それは自己増殖が可能か否かである。総合ルールの121.カウンターの項目に次のような記述がある。
つまり場に《硬化した鱗/Hardened Scales》を張っている状態だと、《スパイクの飼育係》は自身を対象に取ることで2マナにつき1つの+1/+1カウンターを増やすことができるが、《細胞質の根の血族》ではそれが不可能ということになる。
今回はモダンで組んでる《硬化した鱗/Hardened Scales》にフィーチャーしたシミックデッキの挙動に関して。
Hardened Scales / 硬化した鱗 (緑)
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーの上に+1/+1カウンターが1個以上置かれるなら、代わりにその数に1を足した数の+1/+1カウンターをそれの上に置く。
デッキは新旧シミックの+1/+1カウンターを利用した移植・進化という2つのメカニズムを組み合わせたもの。そこに採用している生物に次の2体がある。
Spike Feeder / スパイクの飼育係 (1)(緑)(緑)
クリーチャー — スパイク(Spike)
スパイクの飼育係は、その上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。
(2),スパイクの飼育係から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体を対象とし、その上に+1/+1カウンターを1個置く。
スパイクの飼育係から+1/+1カウンターを1個取り除く:あなたは2点のライフを得る。
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Cytoplast Root-Kin / 細胞質の根の血族 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) ミュータント(Mutant)
移植4(このクリーチャーは、その上に+1/+1カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、あなたはこのクリーチャーの上に置かれている+1/+1カウンターを1個、その上に移動してもよい。)
細胞質の根の血族が戦場に出たとき、+1/+1カウンターが置かれている、あなたがコントロールする他の各クリーチャーの上に、+1/+1カウンターを1個置く。
(2):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。その上に置かれている+1/+1カウンターを1個、細胞質の根の血族の上に移動する。
0/0
赤字の部分に注目してみると、どちらも+1/+1カウンターを移動するという点で、この2体の起動型能力は似ていると言える。《硬化した鱗/Hardened Scales》が場にあれば1個のカウンターが2個に増えるという点も一緒だ。
しかし、この2つには明確な違いがある。それは自己増殖が可能か否かである。総合ルールの121.カウンターの項目に次のような記述がある。
121.5. カウンターを「動かす/move」とは、カウンターを現在ある場所から取り、他のオブジェクトの上に置くことを言う。 元置かれていたオブジェクトと動かす先のオブジェクトが同一である場合、何も起こらない。動かす元のオブジェクトにカウンターがない、あるいは動かす先のオブジェクトが既に本来の領域にない場合、カウンターを動かす 効果は何もしない。元のオブジェクトからカウンターが取り除かれることもない。
つまり場に《硬化した鱗/Hardened Scales》を張っている状態だと、《スパイクの飼育係》は自身を対象に取ることで2マナにつき1つの+1/+1カウンターを増やすことができるが、《細胞質の根の血族》ではそれが不可能ということになる。
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